私は絶対に横向きに寝る!という方に。良いのか悪いのか・右か左か、どうしたらいいのでしょう
自然な寝姿勢といえば、「仰向け」を想像するかと思います。
稀に動物でも仰向けに寝る場合もありますが、基本的に仰向けに寝るのは人間だけ。
猫や犬が仰向けで寝ていればそれはそれで可愛いですけど、あまり目にしないですよね。
ただ、「私は絶対に横に向いて寝ます!ベッドに入った瞬間から右に向いてねています!」なんて人も多いのではないでしょうか。
さらに、「ずっと朝まで横向いて寝ているので、身体のどこかに負担がかかってそう」
だなんて不安に思っている人も多いのではないでしょうか。
横向きになっているタイミングで、おそらく姿勢もまっすぐではありませんし、そうなると背骨や肩甲骨等にも歪み等でてきてしまうのではないか、それに伴い、内臓まで何か負担があるのかな・・
なんて思ってしまいます。
では、仰向けで寝る場合と、横向き、左右どちらかで優劣等あるのでしょうか。
仰向け・横向き左右・うつぶせでメリットデメリットはそれぞれあるようです。
寝姿勢は起きたタイミングで「良く寝た!疲れがとれた!」思える事が一番大事です。
慣れない寝姿勢を無理に保とうとしても難しいですし、自然にリラックスできる姿勢が横向きであれば
その方は横向きで寝るのが一番いいのでしょう。
順番にメリットやデメリットを見ていきましょう。
・仰向け
ベッドの硬さや体にしっかり合っていれば、背骨も安定し、一番自然な寝姿勢で寝れると言われていますが、
反面枕の高さに左右され、高かったり低かったりすることでいびきや無呼吸症候群を誘発する場合がある
といわれているのが仰向けで寝る姿勢です。
そして体を広げた状態が血行もよくなり放熱も良くなります。
手を組んだりするよりどうやら広げて寝たほうが良いと言われいます。
ただ、ベッドがあまりに硬かったり、逆に沈みこんだりしてしまう場合は背骨にかなり負担がかかっています。
朝起きて腰回りに痛みを覚えるようなことがあれば単純に寝姿勢だけでなく、ベッドそのものを見直した
方がいいかもしれません。
・横向け
横向きに寝た場合は、仰向けに寝た場合よりも舌が口内で落ちにくくなるため、無呼吸症候群
の方には適しているといわれています。
さらに横向きで寝るといびきを防ぐと言われています。
・右向けに寝た場合
心臓の位置が高くなることで、心臓への負担が減るといわれています。
胃袋の形から、右側を下にして寝ることで消化・吸収によいとされています。
・左向けに寝た場合
リンパの流れが良くなると言われています。
血流も良くなり、妊娠中の女性にとっては左側が良いとされています。
ただし、右向け・左向けいずれにしても諸説があるので、寝返りを考えると一方的に右向きに寝るのではなく、
定期的に自然に寝返りができて左右・仰向けで寝られる事が一番良いでしょう。
「それでも私は絶対に横向き!ベッドに入った瞬間から横を向いて寝る!」という方には
完全に横向き専用の枕が良いでしょう。
体右側には重要な血管組織があり、血流が良くなるという説(圧迫されるから逆だという意見もある)があります。
・横向きに寝るのは身体に良いのか悪いのか
実際には同じ寝姿勢を朝まで保っているというより、ほとんどの方は寝返りをしているので絶対にこれがいいという寝姿勢は無いそうですが、近年の研究では横向きが体に良いという事が有力になりつつあるそうです。
大事なのは横向きで寝た時には肘がまがり、頭と枕の間に手を置く、あるいは枕があるのに肘を枕に添えてしまったりと、不自然な姿勢をとりがちです。
最近では、横向きで寝る方専用に設計された枕があります。
YOKONE3 特許の技術で安眠をサポートする枕。日本人の43%が横向き寝。横向き寝専用枕
TBSのニュースや番組でも紹介された 横向き寝専用の枕です。
十分睡眠をとっているのに朝起きた時「疲れがとれている人」と「疲れがとれていない人」の差 専門家
:梶本修身(大阪市立大学 教授)
この差は、寝る時の体勢 1番疲れがとれる体勢は「横向き」です。
良く寝ても疲れが取れない1番の原因は「イビキ」です。
寝ている時に首の「脂肪や筋肉」がゆるんでしまい、 気道が狭くなって、「イビキ」をかいてしまいます。
しかし、「横向き」で寝ると、気道が狭くならないために 「イビキ」をかきづらくなるのです。
1番疲れがとれない体勢は「仰向け」です。
「イビキ」をかくときに肺にとても負担がかかってしまい、風船を 何千回も膨らませているのと同じくらい体力を使ってしまうからです。
出典:◆http://www.tbs.co.jp/konosa/archive/20160724.html